オープンシステム

初めて家づくりをお考えの方へ

自分の家を建てる場合は、基本的に次の3つの方法があります


住宅の設計や施工をすべて工務店やハウスメーカーにお任せし、依頼主は「ベルトコンベア」に乗せられたまま進む、という家づくりが現在の主流です。でも、この方法で依頼主が本当に建てたいと思っている家が実現するかどうか、ちょっと不安を感じるという方もおられるのではないでしょうか。

同じ家なら節約できて、同じ価格ならもっと良くなる

設計事務所に依頼すると、高くなると思っていませんか?しかし、オープンシステムなら金額が逆転します。設計費用の倍以上も工事費が安くなるからです。

下請け業者の工事費を合計すると工事原価がでます。しかし依頼主は工事原価で契約することはありません。住宅会社(元請け業者)の経費が上乗せされた工事費で契約します。

家づくりの中で最も金額が高いのは住宅会社の元請け経費

家づくりの中で最も金額が高いのは、基礎工事でも大工工事でも設備工事でもありません。もちろん設計費用でもありません。それは、住宅会社(元請け業者)の経費です。全体の約30%もの金額を占めています。
(2000万円の工事費なら、元請け業者の経費が600万円で、工事費の原価は1400万円です)

オープンシステムは依頼主が元請け業者の機能を手にしたようなもの

元請け業者の主な仕事とは、専門業者への発注と予算管理です。それを依頼主自身が行えるとしたら、家づくり全体の約30%もの費用が浮きます。つまり「おなじ家なら節約」できるし「おなじ費用ならもっと良く」できます。

住宅会社に頼まなくても大丈夫です。専門業者への発注や予算管理も、実務は設計事務所が行って依頼主を補佐します。もちろん設計と監理は、住宅会社に依頼するよりずっと内容の濃い業務となります。
これが、オープンシステムという方式です。

オープンシステム方式

はじめに、建築家(設計事務所)に工事全般の監理業務を委託します。そのうえでそれぞれの専門業者と依頼主が建築家のアドバイスを受けて直接契約します。そのため管理費や経費が上乗せされることはありません。

オープンシステムでは工務店が上乗せしていた管理費や経費がなくなり、建築家に支払う設計監理費に一本化されますから、工事費用そのものが大幅に削減できます。



価格の見える家づくりへ

オープンシステムでは、依頼主と建築家が何度も打ち合わせをくり返し、専門工事業者の選定から、使用する建材や機器の選定まで、独自の仕組みをつくっています。そのメリットは...

中間マ-ジンがゼロになります

これまでの家づくりで一番お金がかかっていたのは、基礎工事でも大工工事でもありません。もちろん設計費用でもありません。実は、一括発注先の元請業者が確保していた経費でした。その中間マ-ジンがゼロになるため、オ-プンシステムの家づくりは当然安くなります。全く同じ家でも、発注の方法が違うだけで15~20%のコストダウンにつながるのです。



あなたの家の完成までの流れ

一括発注の家づくりより、じっくり丁寧に時間をかけるのがオ-プンシステムによる家づくりの特徴です。基本設計で3ヶ月~、実施設計で2ヶ月~、見積もり業者選定で1ヶ月~、工事期間が4ヶ月~が一つの目安です。設計に取り掛かってから建物が完成するまで、1年近くかけて完成します。